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冬のカバークロップで液体炭素を送り込み、根を伸ばして、団粒化をより深く

更新日:1月4日

Understanding Ag(以下、UA)は、「土を育てる」の著者であり、リジェネラティブ農業の第一人者でもあるゲイブ・ブラウン氏が設立した農業コンサルティングの組織です。そのUAのコンサルタントのひとり、チャック・シェンブリ(Chuck Schembre)さんが北海道を訪問されました。マオイカバーシードのタネの輸入元であるGreen Coverのキース・バーンズさんが、2024年7月にSNSで、これから日本に向けてカバークロップの種が出荷されますと投稿したところ、日本訪問を予定していたチャックさんがそれを見て、レイモンドさんとつながったという訳なのです。


11月16日の朝にメノビレッジ長沼の秋まきコムギの畑で、チャックさんはシャベルを手にして土を掘り始めました。

そこで、コムギの根を冬のカバークロップに例え、秋から冬にかけて光合成による液体炭素を根に送り続け、団粒構造を深くすることの重要性について説明してくれました。気温が下がってくると地上部の生長は止まったように見えるかもしれないが、それでも根に液体炭素が送られている限り、菌根菌のネットワークは広がっていくと。


秋まきコムギの地上部が7-8㎝のときに、地下の根系はその2倍以上の長さになっていて、冬に枯れないカバークロップを混ぜておくことで、春にはさらに深く根を伸ばして団粒を作ってくれる。その深さを20~30㎝、できればもっと深く作っておきたい。


春になれば、不耕起播種機を使う場合を除いて、土の表面は少なくとも5㎝程度はかき乱されてしまう。もし、秋に団粒構造が5㎝のところで終わってしまった場合、せっかく作られた団粒構造は、1回のロータリーで破壊されてしまう。だから、冬の内に、できるだけ深く団粒を作っておくことが大切だと教えてくれました。


Winter Cover Crop. It's so powerful. Drive roots deeper.

 
 

​マオイカバーシード

北海道夕張郡長沼町東6線北13 メノビレッジ長沼

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