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第6回ワークショップはメノビレッジ長沼開催。12の土壌アセスメント(診断)で土を感じる

更新日:1月4日

今年1月から始まった大地再生(リジェネラティブ)農業を学ぶ教育プログラム「大地再生の旅」(第一期)の第6回ワークショップは、6月7-8日にメノビレッジ長沼で行われました。大地再生の旅メンバーの他、北海道大学、理研のリジェネラティブ農業の研究チームのみなさん合わせて40名を超える参加となりました。


土の団粒化を調べるSLAKEテスト
土の団粒化を調べるSLAKEテスト

現地では、レイモンドさんからこのワークショップの目的とメニューの説明をお聞きし、土の評価シートとスコップ、そして土の圧縮を測るペネトロメターを持ち、6つのグループで畑に向かいました。


チェック項目は、ミミズの数、その他の生き物、土の色、土の臭い、土の硬さ、崩れやすさ、土の透水性などの12項目。スコップひとすくいにミミズが12匹いたというグループもいました。



大地再生は、農法ではなく、考え方(マインドセット)だという点を学んできたメンバーは、慣行栽培、有機栽培、酪農家、これから農業を始める方など分野が様々で多様です。

植物の種をミックスで播種することで、土の中の生き物も多様化し、団粒構造を作り、空気と水の通り道を作ります。


レイモンドさんがユンボで1mほど土を掘って、土の断層を確認しているところ。


カバークロップの重要なポイントは、種をミックスして播種することで、生物の多様性を高め、菌根菌ネットワークを広げて、土壌に炭素を貯留し、健康な土に育てることにあります。有機栽培のときには、ミミズがいなかったメノビレッジの土壌ですが、大地再生農業への転換から5年が経過した現在は、ミミズを見つけることができる土壌に変化しています。


農地はそれぞれ特徴があり、同じ条件の圃場はありません。写真(上)の場所は、水田からの転換地で粘土質が強く、透水性は決してよくはありません。カバークロップの生育を観察しながら、何が必要で、何が足りないのかを見つけて行く作業も重要ですとレイモンドさんは伝えてくれました。

 
 

​マオイカバーシード

北海道夕張郡長沼町東6線北13 メノビレッジ長沼

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